スペイン映画『オープン・ユア・アイズ』のリメイク作品『バニラ・スカイ』
主演のトム・クルーズの熱望で制作が実現した作品で、ペネロペ・クルスやキャメロン・ディアスなど、豪華キャストを迎えて制作した話題作品です。
そんな『バニラ・スカイ』がどのような作品か気になった方のために、あらすじのほかにタイトルの意味と撮影秘話などを合わせて紹介します。
『バニラ・スカイ』作品紹介
引用元:http://roissy1369.blog.fc2.com/
2001年公開、『ミッション・イン・ポッシブル』シリーズで知られるハリウッドスター トム・クルーズ主演映画『バニラ・スカイ』
アレハンドロ・アメナバール監督によるスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』のリメイクです。
トム・クルーズが自ら映画をリメイクする権利を獲得して、プロデューサーに挑んだ作品。
製作総指揮はジョナサン・サンガー、監督と脚本は『あの頃ペニー・レインと』でアカデミー脚本賞を受賞したキャメロン・クロウが務める。
ペネロペ・クルスやキャメロン・ディアスなど、豪華キャストを迎えて制作した異色サスペンスラブストーリー。
あらすじ
引用元:https://movie-bitari.com/
美人な恋人ジュリー(キャメロン・ディアス)もいて、公私ともに充実した生活を送っていた主人公デヴィット(トム・クルーズ)。
ある日、親友ブライアン(ジェイソン・リー)の友人、ソフィア(ペネロペ・クルス)にひとめぼれしたデヴィットは、ソフィアの魅力に夢中になり、その姿に嫉妬したジュリーはデヴィットを車に乗せて無理心中を図った。
ジュリーは助からず、何とか一命を取り留めたデヴィットだったが、事故の影響で顔に大きな傷を負ってしまう。
その事故をきっかけに、顔にマスクをして生活を送るデヴィット。
ソフィアが今の自分の姿を受け入れてくれるか不安を抱えるも、以前と変わらない態度でデヴィットに優しく寄り添うソフィア。
ある日、デヴィットを励ますために行ったクラブで、ソフィアと口論になってしまい、自暴自棄になったデヴィットは酒に酔いつぶれて路上で寝てしまった。
翌朝ソフィアの声で目覚めたデヴィットは、昨日のけんかがなかったかのように明るく振る舞うソフィアと仲直りをして、2人は恋人として仲をさらに深めていった。
しかし、ソフィアが受け入れてくれてもどうしても顔の傷が気になるデヴィットは整形手術を決意する。
手術は成功し、以前の顔を取り戻して喜んだデヴィットだったが、今度はソフィアが死んだはずのジュリーに見える謎の現象に悩まされるようになる。
精神的に追い込まれたデヴィットは、ある日パニックとなり、ジュリーだと勘違いしてソフィアを殺してしまった。
事件の真相を確かめるために、デヴィットの精神科医マッケイブ(カート・ラッセル)はデヴィットから話を聞こうとするが、デヴィットは錯乱状態で謎の言葉を口にする。
その言葉が気になった2人は必死の捜索の末、冷凍睡眠という「夢の世界」を提供する謎の装置をつくっている会社の存在を突き止めた。
会社を訪れると、デヴィットがそこの顧客だったことが判明する。
職員を名乗る男によると、デヴィットは事故のあとソフィアとクラブでけんかをした日、絶望をして自殺を考えたという。そして、装置の存在を知ったデヴィットは自ら進んで契約をして、夢の世界で生きることを決めたのだ。本来なら理想の夢の世界で幸せに過ごしている予定だったが、装置のトラブルで悪夢が続く状況になってしまったと話す。
さらに職員を名乗る男は、装置を直して理想の夢の世界で生きるか、冷凍保存された遺体は蘇生も可能で現実の世界で生きることも可能だという。全てを理解したデヴィットが選んだ道は…。
タイトルの意味:オリジナルとタイトルが違う理由
引用元:https://filmz.jp/vanilla-sky/
『オープン・ユア・アイズ』をリメイクした『バニラ・スカイ』
なぜ、オリジナルとタイトルが違うのでしょうか?
こちらは、リメイク版の脚本に付け加えられたストーリーが関係しているそうです。
実は、デヴィッドの部屋に飾られたモネの絵画にタイトルの意味が隠されています。
とあるシーンで、モネの絵を見せて「キャンバスに広がるバニラ色の空」とソフィアに語りかけるデヴィッド。
このシーンではとくに意味を掘り下げることもなくストーリーは進み、
ラストシーンでバニラ色の空が広がる世界でデヴィッドは真実を知ります。
デヴィッドは冷凍睡眠という装置によって夢の世界にいたのです。
また、装置をつくった会社の職員を名乗る謎の男の話によると、
本来ならデヴィッドは、モネが描いたようなバニラ色の美しい空が広がる理想の夢の世界で幸せに暮らせる予定だったそうです。
しかし、実際は装置の故障でデヴィッドは理想とはかけ離れた悪夢の世界にいたため、結果的に苦しむことになってしまいました。
真実を知ったデヴィッドがどのような選択をしたかは、映画をチェックしていただくとして、ここまでのストーリーでもわかる通り、
タイトルは、モネの絵に出てくるような美しい空『バニラ・スカイ』で理想の夢の世界を表現したことを意味します。
意味を知ると、タイトルを変更したのも納得ですね!
撮影秘話
引用元:https://movie-bitari.com/
顔に大きな傷を負ってしまったデヴィッドは特殊メイクによって撮影されたのですが、実はトム・クルーズは特殊メイクが苦手で有名だそうです。『バニラ・スカイ』はトムの熱望でリメイクが決まった作品ということもあって、特殊メイクも受け入れて撮影に挑んだと思いきや、トムがメイクの時間に制限を設けたため、周りのスタッフは大変だったようです。
ほかにも、映画の中でトムがニューヨークの街を駆け抜けるシーンが印象的ですが、こちらはタイムズ・スクエア周辺を全面通行止めをして、撮影が行われました。うわさを聞きつけたパパラッチが押し寄せ、大変な中撮影が行われたそうですが、映像はかっこいいシーンとなっているのでぜひチェックしてみてくださいね!
映画『バニラ・スカイ』あらすじ紹介!タイトルの意味や撮影秘話もあわせて紹介まとめ
引用元:http://roissy1369.blog.fc2.com/
いかがでしたでしょうか。
本文をまとめますとこのようになります。
・主人公デヴィッドは夢の世界で生きられる装置のトラブルで悪夢を見続けていた
・タイトルの意味は、モネの絵に出てくるような美しい空『バニラ・スカイ』で理想の夢の世界を表現
・撮影秘話は、トムは特殊メイクが嫌いなことや、タイムズ・スクエア周辺を全面通行止めをして撮影が行われたこと
それでは、記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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