『トップガン マーヴェリック』新兵キャストから見える、黒人への人種表現とフェミニズムまとめ

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トップガンの新兵として新しいキャストを迎え入れた『トップガン マーヴェリック』。黒人パイロットや女性パイロットも登場しますが、そこには人種やジェンダーの壁を打ち破る試みを見ることができます。

黒人キャストが語る『トップガン マーヴェリック』に込めた想いとは?『トップガン マーヴェリック』で女性パイロットが起用された背景は?本作から見えてくる人種表現とフェミニズムについてまとめます。

 

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前作『トップガン』に登場する黒人キャラクターは1人だけだった

引用:https://www.gokitsu.com/movies-review/topgun/2/

1986年に公開された『トップガン』。劇中ではアメリカ海軍のエリートパイロットたちが活躍しますが、その中で黒人キャラクターはサンダウンのみでした。

サンダウンはトップガンの訓練生のひとりで、亡くなったグースの後釜としてマーヴェリックとコンビを組みます。しかし、あくまで『トップガン』の花形はマーヴェリックとアイスマン。サンダウンの活躍シーンは多くありませんでした。

 

『トップガン マーヴェリック』のコヨーテ役が語る想いとは?

引用:https://www.looper.com/877279/how-greg-tarzan-davis-almost-drowned-while-making-top-gun-maverick-exclusive/

『トップガン マーヴェリック』に登場する新兵はアフリカ系、アジア系をはじめとしてさまざまな人種と性別で構成されているのが印象的でした。

その中でも特に活躍したのが、コヨーテ。演じたのは今回が大作デビューとなるグレッグ・ターザン・デイヴィスです。

彼は前作で黒人キャラクターが1人しか登場しなかったため、『トップガン マーヴェリック』で新兵に黒人キャラクターがいることに重要性を感じていたそうです。インタビューでも「(今回の作品では)黒人のキャラクターだけでなく、さまざまな男性や女性が表現されているのは本当に良い点だと思う」と語っています。

 

『トップガン マーヴェリック』で女性パイロットを登場させた意義とは?

引用:https://front-row.jp/_ct/17545315

『トップガン マーヴェリック』と前作との違いは、女性パイロットの登場にもあります。今作に登場する女性パイロット・フェニックスは活躍シーンの多い主要キャラクターであり、多くの観客の印象に残りました。

実は、前作が公開された1980年代半ばには女性の戦闘機パイロットはいませんでした。しかし90年代に差しかかると状況は変わり、女性パイロットたちも活躍するようになったのです。

今作で女性パイロットを登場させるのは単にフェミニズムへの配慮だけでなく、時代の変化とともに女性パイロットを登場させる「必要」があったと言えるでしょう。

フェニックスというキャラクター名には「灰のなかから立ち上がる」という意味も込められているそうです。

 

『トップガン マーヴェリック』は時代の変化もきっちり描いた作品

引用:https://www.crank-in.net/gallery/column/108354/6

『トップガン マーヴェリック』では人種や性別を問わずキャストを起用しており、魅力的なキャラクターが数多く登場します。前作の公開時からの時代の変化もきっちりと反映されていました。

『トップガン マーヴェリック』が大ヒット作となった理由は、ドラマやアクションの素晴らしさだけでなく、時代背景に沿った設定作りにもあるのかもしれません。

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