大人気ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』が待望の映画化!夢を追う若者たちの姿を描いた本作は、今までにないミュージカル体験ができる傑作として話題を呼んでいます。
熱を帯びる音楽と夢を追う情熱とが詰まった映画『イン・ザ・ハイツ』。その見どころは何なのでしょうか?
この記事では映画『イン・ザ・ハイツ』の見どころを紹介しつつ、傑作ミュージカルと言われる理由を調査します。
見どころ①:映画ならではの斬新なミュージカルシーン
引用:https://spice.eplus.jp/articles/289331
映画『イン・ザ・ハイツ』の見どころのひとつは、舞台版では表現できない斬新なミュージカルシーンです。
冒頭の『In The Heights』が流れる場面では、なんと500人ものダンサーが集まって圧巻のダンスを披露します。ワシントンハイツのエネルギーが溢れるオープニングシーン。たった8分のシーンですが、冒頭から心を鷲掴みにされた方も多いのでは?
劇中ではさまざまなナンバーが流れますが、中でも見どころなのは中盤のナンバー『96,000』。ウスナビたちが「もしも宝くじで96,000ドル当たったら何をしたい?」と歌っていると、ワシントンハイツの人々が歌に加わり、ラストはプールでのバークレイ・ショット(万華鏡のようなフォーメーションを上から撮影する技法)を交えたナンバーへ繋がります。このシーンは映画ならではの見どころと言えます。
見どころ②:ミュージカル・ファンも唸る!舞台俳優たちの競演
引用:https://ew.com/movies/in-the-heights-olga-merediz-interview/
『イン・ザ・ハイツ』の映画化にあたり、実力派の舞台俳優たちがキャスティングされました。彼らのパワフルな演技と歌唱は本作の見どころです。
主人公ウスナビを演じるアンソニー・ラモスは『イン・ザ・ハイツ』ブロードウェイ公演でウスナビの従兄弟ソニーを演じていました。ワシントンハイツの母・アブエラには、舞台版『イン・ザ・ハイツ』でもアブエラを演じてトニー賞候補となったオルガ・メレディスがキャスティングされています。
また舞台版『イン・ザ・ハイツ』でウスナビを演じていたリン=マニュエルが映画版でかき氷屋のピラグア・ガイ役にまわっているのは、ミュージカル・ファンにとって嬉しいサプライズだったでしょう。
その他にも、人気ミュージカル舞台『レント』で初代ミミ役を演じたダフネ・ルービン=ヴェガなども出演しています。
見どころ③:全ての人に希望を与えてくれるストーリー
引用:https://cinema-mode.com/in-the-heights2021
『イン・ザ・ハイツ』は現実に起きている社会問題を盛り込みつつ、夢を追う若者たちの姿を見せることで観客に勇気や希望を与えてくれるのが魅力です。
本作のストーリーと同様、現実のワシントンハイツでもジェントリフィケーションが問題となっています。またアメリカ社会におけるラテン系移民への偏見と差別、不法移民たちの歴史についても作中で丁寧に触れられています。
苦境に悩まされながらも、自らのアイデンティティと尊厳のために立ち上がる登場人物たちの姿に勇気づけられた方も多いでしょう。
舞台版の初演は2008年。舞台版から月日を経て映画化に至った本作では、夢を追う若者たちにスポットライトが当てられているのも見どころです。ネガティブな社会問題に溢れた現代だからこそ観たい作品に仕上がっています。
映画『イン・ザ・ハイツ』の見どころを押さえて作品をさらに楽しもう!
引用:https://cinema-mode.com/in-the-heights2021
映画『イン・ザ・ハイツ』の見どころ3つを紹介しました。『イン・ザ・ハイツ』が傑作ミュージカルと言われるのは、ミュージカルとして曲を楽しめるだけでなく、たしかな実力を持った俳優陣の演技や社会問題を反映した深いストーリーにも魅力があるためです。
見どころを知ってから映画を観れば、より作品に深みが感じられますよ!
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