衝撃!『ハウス・オブ・グッチ』はほぼ実話?どこまでが本当にあった話なのかを調査

世界的ブランド「グッチ」の創業者一族に起きた事件を描く『ハウス・オブ・グッチ』。劇中ではマウリツィオ・グッチが殺害されるまでのドロドロ劇が繰り広げられますが、一体どこまでが実話なのでしょうか。

実は本作は史実と違うと猛批判を受けているとの報道もあります。マウリツィオの妻パトリツィアは本当に悪女だったのか?マウリツィオ殺害の背景にあった真相とは?『ハウス・オブ・グッチ』で描かれた内容を追いながら、劇中のどこまでが実話なのかを検証します。

 

パトリツィアの嫌われっぷりは実話だった!?

引用:https://nme-jp.com/news/105330/

レディー・ガガの見事な悪女ぶりが話題になった『ハウス・オブ・グッチ』。ガガが演じたのは、マウリツィオ・グッチの妻となる女性パトリツィア・レッジャーニです。

劇中ではふたりの結婚が歓迎されていない様子が描かれていますが、実際にマウリツィオの父ロドルフォはパトリツィアのことを良く思っていなかったようです。しかし、パトリツィアが夫の後押しをしたことでグッチの家名が上がり、最終的にはロドルフォも彼女をグッチ一族の一員として認めたそう。

 

マウリツィオとパトリツィアの結婚生活は悲劇に終わった

引用:https://media.yucasee.jp/mrs-gucci/

マウリツィオとパトリツィアの順調な結婚生活は、実際に長くは続かなかったようです。結婚生活12年目を迎えたころ、マウリツィオは突然「出張にでかける」と言い残し、その後パトリツィアの元に戻ることはありませんでした。

劇中ではスイスに逃げたマウリツィオがスキー場で幼馴染のパオラ・フランキと再会しますが、この点は脚色です。マウリツィオがパオラと同棲をしていたのは事実ですが、ふたりは元々知り合いではありません。

真っ赤なスキーウェアを着こなすパトリツィアと、真っ白なスキーウェアを着こなすパオラ。2人がマウリツィオを巡って火花を散らすスキー場のワンシーンは、まさに映画的な演出といえます。

 

パトリツィアは本当にグッチ一族を破滅させたのか?

引用:https://realsound.jp/movie/2021/12/post-930053.html

レディー・ガガの悪女ぶりがぴったりといえるほど、実際のパトリツィアも狡猾な女性でした。実際にパトリツィアはマウリツィオとそのいとこであるパオロを共謀させ、グッチの2代目社長を辞任に追い込んでいます。

一方で映画の方が少々過激に「悪女っぷり」を描いている部分もあります。劇中ではパトリツィアからマウリツィオに猛烈なアプローチをかけたり、マウリツィオをそそのかしてグッチのビジネスを乗っ取らせたり、という描写が登場しました。実際にはマウリツィオのほうがパトリツィアを見初めたという話もあり、2代目社長を辞任に追い込む方法を考えたのはマウリツィオ本人とも言われています。

パトリツィアがグッチの経営に口出ししていたことは事実ですが、希代の悪女のように描かれるのは少々大げさといえます。

 

マウリツィオ殺害事件の真相は?

引用:Pixabay

1995年3月27日。オフィスの階段でマウリツィオは銃撃を受け、帰らぬ人となります。第一容疑者として真っ先にパトリツィアが逮捕されましたが、彼女は無罪を主張しました。

劇中ではパトリツィアが霊能者と共謀してマウリツィオ殺害計画を立てる様子が描かれました。パトリツィアが殺害計画のために霊能者と共犯者を雇っていたことは事実です。その結果、パトリツィアは有罪の判決を受けることになりました。

マウリツィオとパオラの関係を良く思っていなかったのが殺害動機とされましたが、パトリツィア本人から動機が語られることはなく、真相は闇の中です。2016年に刑務所を出所したパトリツィアは、その後コスチュームジュエリー・ブランドでコンサルタントとして働いています。

『ハウス・オブ・グッチ』はどこまで実話なのか

引用:https://www.cinematoday.jp/news/N0127723

映画『ハウス・オブ・グッチ』はほぼ実話にそって制作されていたことが分かりました。グッチ家から本作へ「実話と違う」と批判もあがっていますが、あくまで『ハウス・オブ・グッチ』は映画であり、ブラックコメディとして楽しめるよう演出が加えられています。

監督のリドリー・スコットも「グッチ家の存在は”パブリックドメイン”だ」と語っており、本作はエンターテイメントとして楽しむべきと言えるでしょう。きちんと史実も描かれているので、グッチ家に起きた悲劇の裏側を知りたい方にもおすすめできる作品です。

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