映画『エルヴィス』は、「キング・オブ・ロックンロール」と称されるエルヴィス・プレスリーの半生を描いた作品です。
人気絶頂の最中でこの世を去ったエルヴィスは、死してなお音楽界に影響を与え続けるレジェンド。
そんなエルヴィスの半生を映画のあらすじとともに見ていきましょう。
この記事では映画『エルヴィス』のあらすじからネタバレ結末まで紹介し、エルヴィスの死の真相について考察します。
あらすじ
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000071317.html
1997年のアメリカ、ラスベガス。
自宅で昏睡状態となったトム・パーカーは、薄れゆく意識の中でエルヴィス・プレスリーと出会ってからの日々について語り始めます。
1953年のアメリカ。
すでにタレント・マネジメントで成功を収めていたトム・パーカーは、人気シンガーの前座を務める無名歌手・エルヴィスに目をつけます。
エルヴィスは緊張のあまり声も出せず、観客からはヤジの嵐が。しかし一呼吸おくと、エルヴィスは圧倒的な歌唱力を披露して観客を魅了したのです。
その光景を見ていたトム・パーカーは、エルヴィスこそ常識を覆す逸材だと確信します。
トム・パーカーはエルヴィスのマネージャーになることを申し出ました。
その後瞬く間にスターの階段を駆け上がったエルヴィスですが、ブラックカルチャーを取り入れた先進的なパフォーマンスには非難の声も。
強欲なマネージャーと成り果てたトム・パーカーは、警察による逮捕を恐れてエルヴィスらしいパフォーマンスを封じるよう命令します。
自分らしいパフォーマンスを追求するエルヴィスと、金儲けを企むトム・パーカーとの間には次第に溝ができていき…。
ネタバレ結末
引用:https://www.lifehacker.com.au/2022/06/baz-luhrmann-elvis-movie-2022/
1969年、トム・パーカーはホテルでエルヴィスのワンマンショーを行う契約を結びます。
トム・パーカーへの不信感をあらわにするように、エルヴィスはショーで『サスピシャス・マインド』を熱唱。
一方でトム・パーカーは、ホテルでエルヴィスが歌い続ける限り、無期限で融資を取り付けられるという密約を結んでしまうのです。
心身を病み始めたエルヴィスは、最愛の妻・プリシラに別れを告げられてしまいます。
プリシラに「あなたはトムから離れるべき」と告げられたエルヴィス。一度はトム・パーカーのクビを宣告するものの、父親がトム・パーカーに多額の借金をしていたことが発覚。
エルヴィスはトム・パーカーとの縁を切ることができず、日に日に体調が悪化していきます。
そして1977年。エルヴィスは心臓発作を起こし、42歳の若さでこの世を去るのでした。
エルヴィスの死の真相
引用:https://www.fashion-press.net/news/83763
本作の見どころと言えるのが、エルヴィスの死の真相。
エルヴィスは1977年に自宅で寝室のバスルームの床に倒れているところを発見され、死亡が確認されました。
その後エルヴィスの死の真相についてはさまざまな憶測が飛び交っています。
しかし本作では、死の真相について「エルヴィス・プレスリーを殺したのは、愛するファンだ」と結論づけているのです。
この言葉は、トム・パーカーが本作のラストで口にするセリフです。
たしかにエルヴィスは、母や妻を失った時も、過酷なスケジュールで心身ともにボロボロになった時も、愛するファンのために精力的に歌い続けたと言われています。
誰よりもファンを愛し続けた大スター・エルヴィスは「愛によって殺された」とするのが、本作におけるエルヴィスの死の真相でした。
『エルヴィス』映画のあらすじまとめ
引用:https://www.slashfilm.com/906883/austin-butlers-5-month-audition-for-elvis-was-unlike-any-other/
映画『エルヴィス』のあらすじからネタバレ結末まで紹介しました。
本作ではエルヴィスの死の真相を「愛するファンによって殺された」と結論づけていることもわかりましたね。
エルヴィスの偉大さから影響力、孤独までを描いた本作は、伝記映画として優れた作品と言えるでしょう。
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