若年性アルツハイマーと向き合う夫婦の愛のかたちを描いた『私の頭の中消しゴム』
涙が止まらない感動ストーリーですが、フィクションか実話か気になった方もいらっしゃいますよね。
こちらの記事では、映画『私の頭の中消しゴム』が実話かどうか、原作までさかのぼってリサーチしていきます。
韓国映画『私の頭の中消しゴム』作品情報
引用元:https://www.amazon.co.jp/
2005年公開、韓国映画『私の頭の中消しゴム』
監督は、朝鮮戦争を題材にした『戦火の中へ』や中山美穂主演『サヨナライツカ』で知られるイ・ジェハン。
夫婦役には、『夏の香り』や『愛の不時着』で大人気のソン・イェジン、『アシュラ』『無垢なる証人』で有名なチョン・ウソンの豪華キャストで贈る感動純愛ラブストーリー。
ストーリーは、運命の糸に導かれたスジン(ソン・イェジン)とチョルス(チョン・ウソン)。恋愛関係からやがて夫婦となり幸せな日々を送る中、スジンが若年性アルツハイマーという病を発症してしまう。2人の運命は…。
『私の頭の中消しゴム』は実話?
引用元:https://kashiwa-movie-album.com/
韓国映画『私の頭の中消しゴム』は日本のドラマ『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』のリメイク作品のため、残念ながら実話ではありません。
実話ではないものの、実際のアルツハイマーの症状として新しい記憶から忘れていく特徴が描かれているため、映画を通じてどのような病気か知ることができます。
また、映画の中で、スジンがチョルスの前で昔の恋人の名前を言ってしまうシーンは切なくて胸が締め付けられます。
アルツハイマーは誰にでも起こりうる病です。愛する人だけでなく自分や家族など、身近なテーマとして考えさせられる作品です。
『私の頭の中消しゴム』の原作『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』作品情報
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2001年日本テレビで放送されたドラマ『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』
『八日目の蝉』でブルーリボン賞やアカデミー賞で高い評価を得た永作博美、緒形拳を父に持ち、ドラマ『北の国から』シリーズで知られる緒形直人が夫婦役で共演。
若年性アルツハイマー病をテーマに夫婦愛を描いたドラマ。
ストーリーは、大恋愛の末、結婚をした薫(永作博美)と浩介(緒形直人)だったが、すぐに薫が若年性アルツハイマー病であることがわかった。遺伝が大きく影響すると言われている若年性アルツハイマーだが、薫は妊娠が判明。遺伝の不安がある中、記憶が薄れていく薫を支えながら浩介が選択した決断は…。
『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』って実話なの?
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残念ながら『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』も実話ではありません。
脚本は、『ナースのお仕事』や『ごくせん』の脚本家 江頭美智留さんと『東京タラレバ娘』の松田 裕子さんが担当しています。
原作ではストーリーの中に妊娠も描かれていますが、ドラマが放送された2001年は今ほど若年性アルツハイマーの存在はあまり知られていませんでした。
『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』をきっかけに若年性アルツハイマーのことや子供への遺伝の影響を知った方も多かったと思います。
実話でなくても、実際はどのような病気なのかドラマで知るのも大切なことですよね。
映画『私の頭の中消しゴム』って実話なの?原作までさかのぼってリサーチ!まとめ
引用元:https://kashiwa-movie-album.com/
いかがでしたでしょうか。
本文をまとめますとこのようになります。
・韓国映画『私の頭の中消しゴム』は原作があるため実話ではない
・『私の頭の中消しゴム』の原作ドラマ『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』も実話ではない
・実話ではないが病気の周知に貢献し、考えさせられる作品
それでは、記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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